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*&ruby(ぼまーぎゃっぷ){【ボマーギャップ】}; [#hdfd9062]
Bomber gap([[爆撃機]]不足).~
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1955年に開催されたモスクワの[[エアショー]]で、70機を越える大量の飛行展示を実施したソビエト空軍の[[戦略爆撃機]]編隊(参加した機体は[[Tu-16]]、[[Tu-95]]、[[M-4]])にショックを受けた米側で叫ばれたスローガン。~
1955年に開催されたモスクワの[[エアショー]]を契機として[[アメリカ国防総省]]などが主張した軍事的スローガン。~
前述の[[エアショー]]でソビエト空軍が70機以上の[[戦略爆撃機]]編隊を披露したのを受け、[[核戦争]]における劣勢を危惧。~
これに端を発する論争の結果、[[B-47]]の追加生産((この結果、最終的に通算2,032機が生産された。))及び[[B-52]]の増産が決定されている。~
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実際のところ、このときのソビエトは会場上空で同じ機を何度もフライバイさせていたに過ぎず、[[アメリカ軍]]における[[爆撃機]]の総配備数も、ソビエトのそれに比して全く不足してはいなかった。~
[[ペンタゴン>アメリカ国防総省]]もそれに薄々気がついていたが、あえて騙されたふりをして、[[B-47]]の追加生産及び[[B-52]]の増産を決定した。~
実際の所、ソビエト空軍は件のエアショーで同じ機体を何度も使い回し、[[戦略爆撃機]]が実際よりが多く見えるよう虚仮威しを行っていた。~
当時ボマーギャップを主張した人々について、本当に危惧を抱いていたのか、それとも真相を察した上で軍事予算獲得を求めたのかは必ずしも定かでない。~
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関連:[[ミサイルギャップ]]


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