【プルトニウム】(ぷるとにうむ)

原子番号94、元素記号Pu、比重は19.8(の2.5倍)の放射性元素
名前は当時新しく発見された新惑星である冥王星(Pluto)に由来する。
(これはウラン、ネプツニウムも同様である。)
アルファ崩壊、すなわちアルファ線を放射しながら減少してゆくが、その半減期は約2万4000年と非常に長いため、時間当たりの被曝量は少ない。
一方で粉塵状になったものを肺などに吸い込んでしまうと、同じ場所で延々とアルファ線を出し続けるため、少量であっても生物を被曝死させてしまう。
その名のとおり死の危険をもたらす物質である。

自然界にはほとんど存在せず、原子炉内においてウラン238が中性子?を吸収する事により生成される。
238、239、240、241、242の同位体があるが、核燃料になるのは239である。
原子爆弾の原料として有名であるが、最近は原子炉の燃料としても注目されている。


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