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*&ruby(ぱわーだいぶ){【パワーダイブ】}; [#h6242b66] 動力降下。~ [[スロットル]]を上げた状態のまま機首を下げて降下する事。~ 自由落下よりも落ちる速度が早い。~ 主に[[戦闘機]]における回避機動に用いられる。~ Power Dive(動力降下).~ ~ [[飛行機]]が[[エンジン]][[推力]]を維持した状態のまま[[機首]]を下げて降下する事。~ 自由落下よりも落ちる速度が早い反面、早すぎて事故を誘発する危険性を伴う。~ 主に[[戦闘機]]における[[回避機動>マニューバー]]に用いられる。~ [[飛行機]]の高度の調整には[[スロットル]]を操作し、[[速度]]の調整には[[機首]]の上げ下げで行うのが通常であるため、 普通の[[飛行機]]の操縦に於いてパワーダイブは好ましくない操作である。 >[[急降下爆撃]]では用いられない。~ 早すぎて爆撃の照準を定める事すらままならず、事後の離脱も困難にするからだ。 一般的な印象とは異なり、[[飛行機]]はふつう[[機首]]の上げ下げによって[[高度]]を操作する事はしない。~ [[高度]]調整は[[スロットル]]([[エンジン]]出力)を調整し[[揚力]]を増減させる事で行う。~ また同様に、[[速度]]の調整は[[スロットル]]操作ではなく[[機首]]の上げ下げで行う。~ >飛行中の[[揚力]]・[[速度]]・[[位置エネルギー]]は全て相関関係にある。~ このため、[[エンジン]]出力や[[機首]]の急激な変化は、操作の意図以外にも様々な影響を及ぼす。~ 機体状況の変化を把握する時間的猶予が必要なため、微調整できる迂遠な操作法が用いられる。 パワーダイブはこの原則に反して急激な変化を起こす[[マニューバー]]であり、安全は保障されない。 関連:[[プッシュオーバー]]