【パパ】(ぱぱ)

旧ソ連が開発した原子力攻撃潜水艦(SSGN)の1つ。
NATOコードでは「パパ級(Papa)」だが、旧ソ連海軍では「アンチャー級(プロジェクト661型)」と呼ばれている。1970年代初期に1番艦が就役(1970年にセヴェロドヴィンスク造船所で進水)したが、大型で推進時の水中雑音が酷いのを理由に2番艦以降の本格的な量産は行なわれていない。

乗員は約82人で、艦首には533mm魚雷発射管6基を装備。兵装は通常の対潜魚雷対艦魚雷・対艦用15kT級核魚雷?SS-N-15スターフィッシュ潜対潜ミサイル?SS-N-9?サイレン艦対艦ミサイルAMD-1000?沈底機雷の他、一部の不特定情報によると巡航ミサイルも搭載出来ると言う。なお、この情報はつい最近分かったものでそれまで西側に殆ど情報が入らなかった事から「謎の潜水艦」と言われていた。

パパ級は就役後直ぐに新型対艦ミサイル魚雷の試験艦として使用され、1970〜80年代に退役後その技術はアルファー?級(プロジェクト705型)・オスカー?級(プロジェクト949型)・チャーリー?級(プロジェクト670型)攻撃型潜水艦?に受け継がれている。


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