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【バトルプルーフ】 †
Battle Proof.
武器・兵器が実戦で使用され、その性能や信頼性などが証明されること。
高性能を誇る新兵器であっても、実戦における苛酷な環境や不意の出来事など、様々な要因により、兵器が設計された平時において算定されるカタログスペックが発揮できない事が多々有る。
そのため、バトルプルーフされた性能はその兵器の真の能力を表しているとして高い信頼を受け、より高性能であったはずの兵器を押しのけて採用されるような事も少なくない。
また、バトルプルーフで明らかになった問題点を克服する改良が加えられる事によって、信頼性を高める事も出来る。
フォークランド紛争における対艦ミサイル「エグゾセ」や、旧西側諸国の空軍に広く採用されたF-4ファントム戦闘機、世界の紛争地帯には必ず有ると言っても過言では無いAK47がその代表的な例であろう。
一方、1945年以降の日本で自衛隊向けに開発・生産された国産兵器は、政府の「武器輸出三原則等」の政策によりバトルプルーフを得ることができない*1ため、カタログスペックに重点をおいてなされる能力評価はその信憑性に疑問が持たれることになる。
日本以外の中堅レベル以上の工業力を持つ国家が、兵器を輸出産業の一つとして位置づけている理由にも、この「バトルプルーフの取得」が大きく作用しているという。
もちろん、バトルプルーフが逆に作用する事もある。
湾岸戦争においてT-72やMiG-29といった、イラク軍に配備されたソ連の新鋭兵器は多国籍軍の前に一方的に撃破されてしまい、評判を著しく落とした。特にミグなどはスホーイに完全に後れを取り、存続の危機に立たされている。