【スプートニク1号】(すぷーとにくいちごう)

1957年10月4日、旧ソ連が打ち上げた世界最初の人工衛星
コンスタンチン・ツィオルコフスキーの生誕100年と国際地球観測年に合わせて打ち上げられた。

本衛星の成功は、科学技術的に大きな成果となっただけでなく、アメリカで「スプートニク・ショック」を引き起こし、米ソの宇宙開発競争の始まりとなったなど、冷戦期の政治状況にも影響を与えた。

外形は、直径58cmのアルミニウムの球体で、それに4本のアンテナが一方向についているものであった。
20MHzと40MHzの2つの発信機(出力1w)を備え、衛星の温度情報を0.3秒ごとに発信していた。

電池の寿命は3週間であったが、22日後に電池が切れたのちも軌道周回を続け、世界最初のスペースデブリとなった。
近地点の高度があまり高くなかったことから軌道が下がるのが早く、打ち上げから92日後の1958年1月4日に大気圏に突入し、消滅した。


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