【ショト装甲】(しょとそうこう)

レオパルト2の新型であるA5型の砲塔前面に装備された、楔形の増加装甲の名称。
スペースドアーマーの変種。

  • 成形炸薬弾のスタンドオフ距離を狂わせ威力を殺ぐ(詳しくは中空装甲項を参照)
  • 小口径弾による複合装甲の能力低下(着弾の衝撃によるセラミックスの割れ)を防ぐ
  • 装甲の隙間など、弱点となる部位の防御

などがその主な効果として挙げられる。


当初、この装甲はその楔形の装甲板の内部に多数の装甲板があると思われていたが、後に内部は中空と判明した。
また、その効果について長く通説となっていたのが、ショト装甲にAPFSDSが着弾したとき、その飛行コースを装甲の最も強靭な中央部に導くというものである。
この説によると、ショト装甲はAPFSDSには前出のように主装甲の補助として機能し、HEATに対しては従来の中空装甲を拡大したものとして効果をなすことになる。 しかし、

  • 装甲板自体の厚みが20mm程度であり、APFSDSを曲げる事ができない
  • 内部隔壁の配置がそのような構造になっていない

などの指摘により、今ではこの説の信頼性は非常に低い。

参考リンク
http://sus3041.web.infoseek.co.jp/contents/arm_var/schott_panzerung2.htm


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