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*&ruby(しーだーと){【シーダート】}; [#u6a3c632]
GWS.30 Sea Dart~
~
[[BAe]]のミサイル部門（現[[MBDA]]）が開発した[[艦対空ミサイル]]。~
世界で初めて[[対艦ミサイル]]の迎撃に成功したミサイルでもある。~
~
現在では搭載艦とともに退役済み。
|>|CENTER:''スペックデータ''|
誘導方式は[[セミアクティブレーダー誘導]]方式、[[エンジン]]は[[固体燃料ロケット]]ブースター+[[ラムジェット]]方式となっている。~
ミサイルのアンテナはアメリカの[[RIM-8「タロス」>RIM-8]]と同様に、ポリロッド・アンテナ4本をエアインテーク周囲に配置する方式となっている。~
~
搭載されていた[[42型駆逐艦>シェフィールド]]は旧式化し、後継の[[45型駆逐艦>デアリング]]と交替し退役した。~
後継としてPAAMS（Principal Anti Air Missle System）が開発された。~
~
**スペックデータ [#ied0a080]
|製造者|ホーカー・シドレー（後に[[ブリティッシュ・エアロスペース>BAe]]）|
|全長|4.36m|
|直径|42cm|
|翼幅|91cm|
|発射重量|550kg|
|射程|80km|
|速度|Mach 2.0（ブースト時）/Mach 3.5（巡航時）|
|速度|[[Mach>マッハ]] 2.0（ブースト時）/Mach 3.5（巡航時）|
|飛行高度|30〜25,000m|
|推進方式|[[ラムジェット]]+[[固体ロケット>ロケットエンジン]]|
|推進方式|[[ラムジェット]]+[[固体ロケット>固体燃料ロケット]]|
|[[エンジン]]|ブリストル・シドレー Odinラムジェットエンジン/Chow 固形ロケット・ブースター|
|弾頭|[[HE>榴弾]] 爆風破片効果/連続ロッド（25kg）|
|信管|[[近接>近接信管]]または直撃|
|誘導方式|[[セミアクティブレーダー誘導]]|
|誘導装置|セミアクティブレーダー誘導[[シーカー]]（Marconi）|
**主な搭載艦 [#sed43e00]
-イギリス
--[[インビンシブル級>インビンシブル（空母）]]航空母艦（後の改修で撤去）
--[[インビンシブル級>インビンシブル（空母）]][[航空母艦]]（後の改修で撤去）
--ブリストル（82型駆逐艦）
--[[42型駆逐艦>シェフィールド]]
-アルゼンチン
--[[エルクレス級駆逐艦>シェフィールド]]
**主な戦績 [#pfd7444a]
-[[フォークランド紛争]]
--アルゼンチン空軍の[[A-4「スカイホーク」>A-4]]2機、[[SA330「ピューマ」>ピューマ]]1機及びキャンベラ[[爆撃機]]1機を[[撃墜]]。
--7機の確実な撃墜を記録。~
アルゼンチン軍航空隊による攻撃に対しては、[[A-4「スカイホーク」>A-4]]2機、[[SA330「ピューマ」>ピューマ]]1機及びキャンベラ[[爆撃機]]1機を[[撃墜]]。
-[[湾岸戦争]]
--駆逐艦[[「グロスター（D96）」>シェフィールド]]が、イラク軍が発射した[[HY-2>SY-1]][[対艦ミサイル]]2発のうち1発を[[撃墜]]（もう1発は[[チャフ]]と[[ECM]]により海上に落下）。~
--アメリカの[[戦艦]][[「ミズーリ（BB-63）」>アイオワ(BB-61)]]を護衛していた[[駆逐艦]][[「グロスター（D96）」>シェフィールド]]が、イラク軍が発射した[[HY-2>SY-1]][[対艦ミサイル]]2発のうち1発を[[撃墜]]（もう1発は[[チャフ]]と[[ECM]]により海上に落下）。~
**バリエーション [#g23320e5]
-Mod0：~
-Mod 0：~
初期型。射程74km。電気回路に真空管を使用している。~
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-Mod1：~
フォークランド紛争の教訓を受けた誘導システム改良型。~
シースキマーへの対処能力が向上し、信頼性を高めている。~
-Mod 1：~
フォークランド紛争の教訓を受けた改良型。~
誘導システムを改良し、シースキマーへの対処能力向上とともに、信頼性を高めている。~
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-Mod2：~
-Mod 2：~
[[湾岸戦争]]で実戦投入された改修型。~
オートパイロットの導入や射程を150kmへの倍増などが実施された。~
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-Mod3：~
最終型。当初は1994年就役だったが、2002年に遅延した。~
-Mod 3：~
[[赤外線]]信管を備える最終型。当初は1994年就役だったが、2002年に遅延した。~
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