【コスト・パフォーマンス】(こすと・ぱふぉーまんす)

Cost performance(費用対効果).

物の製造費・維持費・運用費など様々な支出(コスト)に対し、どの程度の見返り(パフォーマンス)があるかという意味。
現代の兵器においては、これが最も重要視されているといわれており、特に現在では金の壁によってそれが顕著に現れている。
「コスト・パフォーマンスがよい兵器」と言えば少ない支出で大きな成果を上げることのできる兵器であり、「悪い」といえばその逆になる。

ローコストで大量に運用できるモノが良い物と思われがちだが、実際には高価で強力な兵器が最も効率的な場合もある。
軍事的パフォーマンスとは敵に犠牲を強いる能力であり、一方的に射殺されるだけの無力な部隊には価値がない*1
また、交戦によって喪われる人命のコストも考慮する必要があり、生還率の低い兵器はカタログスペック上の価格よりもはるかに高価である。


*1 もちろん、敵が迎撃のために消費した弾薬・燃料・人件費ほどの価値はある。そのコストが撃破された部隊のライフサイクルコストより高いとは考えにくいが。

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