• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(じゅうりょくたーん){【重力ターン】}; [#bac4eff3]

宇宙空間を航行する際、天体の[[重力]]を利用して機体を旋回・加速・減速させる事。~
「重力スリング」「スウィング・バイ」「フライ・バイ」「重力推進」とも。

「重力スリング」「スウィング・バイ」「フライ・バイ」「重力推進」とも。~
~
あえて天体の近傍を通過して重力圏内に進入し、重力に引き寄せられる作用に乗って軌道を変える。~
この時、軌道制御を誤ると想定外の進路に進んでしまったり、周回軌道から脱出できなくなったり、落下・[[墜落]]する恐れがある。

この時、軌道制御を誤ると想定外の進路に進んでしまったり、周回軌道から脱出できなくなったり、落下・[[墜落]]する恐れがある。~
~
また、天体は公転しているため、その重力は公転軌道に沿うようなベクトルをもって作用する。~
このため、公転軌道から見て後方を通過すると重力によって機体が加速され、逆に前方を通過すれば減速する。~
公転速度が速いほど、重力圏から脱出する(または脱出不能になる)までに利用できる[[位置エネルギー]]の総量も大きくなり、より強く加速・減速できる。

現行の[[ロケットエンジン]][[推力]]は宇宙航行に際して非常に心許なく、地球軌道から離れた宇宙航行では重力の作用を無視できない。~
公転速度が速いほど、重力圏から脱出する(または脱出不能になる)までに利用できる[[位置エネルギー]]の総量も大きくなり、より強く加速・減速できる。~
~
現行の[[ロケットエンジン]]の[[推力]]は宇宙航行に際して非常に心許なく、地球軌道から離れた宇宙航行では重力の作用を無視できない。~
ことさら、複数の天体を経由したり、太陽系の外に脱出するような航行計画では重力ターンを積極的に実施する必要に迫られる。



トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS