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*&ruby(こうそくてっこうだん){【高速徹甲弾】}; High Velocity Armour Piercing (HVAP)~ 砲弾の一種。~ 非常に硬く重い材質(タングステンや鋼など)を芯とするかわりに周囲を軽量の材質(アルミなど)で覆い、弾頭を軽くし、初速を増加させた砲弾である。 これは、弾着時に周囲の軽量な材質が粘着し、運動エネルギーが細く硬い芯に集中するため貫徹力が増す効果がある。~ *&ruby(こうそくてっこうだん){【高速徹甲弾】}; [#va5c9e21] High Velocity Armour Piercing (HVAP)/Armor Piercing Composite Rigid(APCR、硬芯徹甲弾).~ ~ それまでの円柱、円筒形の弾頭では更なる高初速化(=威力の増大)が難しくなってきたために生まれたもので、[[第二次世界大戦]]の中期ごろには多用されていた。~ [[徹甲弾]]の一バリエーションで、硬質で重い素材で芯を作り、その周囲を軽量な素材で覆った砲弾。~ 芯にはタングステンや[[鋼>鉄]]を使い、周囲の覆いには[[アルミニウム]]を用いるのが一般的。~ 弾頭が軽いために高速で射出され、衝撃が細い芯のみに集中するため[[装甲]]を貫徹しやすい。~ ~ 硬芯徹甲弾(APCR:Armor Piercing Composite Rigid)ともいう。~ [[第二次世界大戦]]の中期ごろ、重装甲化の一途を辿る[[戦車]]への対抗策として考案された。~ 当初は[[戦車砲>カノン砲]]の砲弾として採用されたが、[[成形炸薬弾]]・[[装弾筒付徹甲弾]]の発明により旧式化。~ 現代では主に[[機関砲]]弾として軽装甲車両を撃破する用途に利用されている。~ ~ 関連:[[成形炸薬弾]] [[装弾筒付徹甲弾]] 関連:[[被帽付徹甲弾]] [[装弾筒付徹甲弾]]