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*&ruby(はーぷーん){【ハープーン】};
Harpoon~
アメリカで開発された対艦ミサイルで、[[シースキミング]]ミサイルの代表~
*&ruby(はーぷーん){【ハープーン】}; [#e4246691]
Harpoon(捕鯨用の銛の意)~
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[[マクダネル・ダグラス]]を中心とした契約会社で1965年に開発を開始し、1977年から実戦配備を開始。~
ターボファン推進、[[終端>終端誘導]][[アクティブレーダー]]方式を採用。タイプは大別して艦上発射型の[[RGM-84]]、空中発射型の[[AGM-84]]、海中発射型の[[UGM-84]]がある。うち[[RGM-84]]と[[UGM-84]]には固体燃料の加速用ブースターが付いている。~
+アメリカで開発された、[[AGM-84]]、[[RGM-84]]、[[UGM-84]]の各[[対艦ミサイル]]とその派生型の[[愛称]]。~
1977年に開発されて以来、なおも派生型が登場しており、西側諸国のべストセラー対艦ミサイルといえるであろう。~
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配備開始から30年以上経過しているが、Block 1B、Block 1C、Block 1D、と段階的に能力向上が図られており、沿岸防衛の地上発射型などのバリエーションとして開発されている。1990年には[[AGM-84]]を応用して赤外線シーカーやデータリンクなどと組み合わせ対地攻撃型としたAGM-84E SLAM、さらに改良を加え射程も延長したAGM-84E SLAM ERなども開発された。また、飛翔の為の主翼とフィンをたたんだまま発射(直後に展開)することなどから、専用[[キャニスター]]以外の、[[スタンダード>RIM-66]][[SAM]]や[[アスロック]]ランチャー、[[VLS>垂直発射システム]]からも運用可能であり、現在まで6000発以上が製造され旧西側諸国の代表的な対艦ミサイルとして君臨している。~
ハープーンは[[プラットフォーム]]別に大きく分けて空中発射型([[AGM-84]])、[[艦船>艦艇]]発射型([[RGM-84]])、[[潜水艦]]発射型([[UGM-84]])の3種がある。~
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空中発射型は、[[航空機]]から切り離されたあと[[ジェットエンジン]]に点火され飛行する。~
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艦船発射型は、専用の発射機([[キャニスター]]と呼ばれる)や[[スタンダードミサイル>RIM-161]]発射機などから発射され、翼は発射後に展開される。~
今後はMk.41[[VLS>垂直発射システム]]からの発射も検討されている。~
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[[潜水艦]]発射型は、[[魚雷]]と同じサイズの専用の耐圧カプセルに弾体が入れられており、[[魚雷]]と同様に発射管から発射される。~
海面にカプセルが到達すると、そこからミサイルが発射される。~
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誘導方式は発射時にあらかじめ敵艦の位置などの情報を入力しておき、発射後は[[INS>慣性航法装置]]による慣性誘導によって敵艦の方向へ誘導を行う。~
最終段階では自らレーダーを作動させて誘導する[[アクティブレーダーホーミング>アクティブレーダー誘導]]となる。~
なお、発射時に[[ロックオン]]せず、発射後指定の距離まで達した段階で[[レーダー]]を作動させ、一番近くにいる目標へロックオンさせることも可能である。~
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+[[第二次世界大戦]]中に[[ロッキード社>ロッキード]]で製造された[[哨戒>偵察]][[爆撃機]]「[[PV-2]]」の愛称。~
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+ハープーン・グリッド・システム~
フランスのDCNS社で開発されたヘリコプター用の着艦拘束装置の愛称。~
欧州各国の[[フリゲート]]や[[MEKO型>MEKO]][[フリゲート]]などで広く採用されている。~
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