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*&ruby(ほうしんめいすう){【砲身命数】}; [#gd30b017]
Barrel life / Tube life

[[銃砲>ガン]]類の銃身・砲身が実用上耐えられる発射回数。

Barrel life / Tube life.~
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[[銃砲>ガン]]類の銃身・砲身が実用上耐えられる発射回数。~
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火砲は銃身内部で爆発の運動エネルギーと熱にさらされ、[[摩擦]]を起こす。~
これによって、砲身の構造材は発射の度に少しずつ焼食され、摩耗変形していく。

これによって、砲身の構造材は発射の度に少しずつ焼食され、摩耗変形していく。~
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この焼食によって砲身の形状が歪むため、火砲は撃てば撃つほど命中精度が劣化する。~
その劣化が運用上許容できない値に達する、と推定される値が砲身命数となる。~

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軍の制度上の概念であり、命数に達した途端に急激に損壊するわけではない。~
基本的には砲の[[半数必中界]]の統計を取り、そこから砲身命数が推定される。~
ほとんどの場合、砲身命数が尽きるのは命中精度の問題で、撃つ事自体は問題なく行える。~
従って、軍の運用教則が変われば全く同じ砲でも砲身命数が改訂される。
従って、軍の運用教則が変われば全く同じ砲でも砲身命数が改訂される。~
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命数の長さはおおむね[[装薬]]の量に依存し、大質量・高速の砲弾を扱うほど命数が短い。~
ただし、大口径の砲は構造自体が分厚く頑丈であるため、[[装薬]]が同程度なら巨大な砲ほど命数は長い。~

>急激な異変が生じて物理的に損壊する事もある。~
例えば[[機関銃]]・[[小銃]]などは数発連射すると煙を吹き始める事が珍しくない。~
時間をおいて1発ずつ撃つなら1万発に耐え得る銃身でも、[[フルオート]]では数分で損壊する。~
時間をおいて1発ずつ撃つなら1万発の発射に耐え得る銃身でも、[[フルオート]]射撃では数分で損壊してしまう。~
そのような蛮用が想定される場合、砲身命数は事故発生前に廃棄するための安全基準となる。

命数の長さはおおむね[[装薬]]の量に依存し、大質量・高速の砲弾を扱うほど命数が短い。~
ただし、大[[口径]]の砲は構造自体が分厚く頑丈であるため、[[装薬]]が同程度なら巨大な砲ほど命数は長い。~


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