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*&ruby(まるちえあぽーと){【マルチエアポート】}; [#ica35265]
Multi Airport.~
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航空旅客輸送において、同一の都市もしくは地域に所在する複数の[[空港]]・[[飛行場]]をひとつの「仮想的な」空港とみなして取り扱う概念。~
または、そのようにみなされた個々の[[空港]]・[[飛行場]]のこと。~
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これに指定された[[空港]]・[[飛行場]]に発着する[[フライト]]は、そのエリア内のいずれに発着するとしても運賃は同一となる。~
また、[[航空券]]の振り替えも可能になっており、予約の変更ができる航空券であれば購入後に乗降地や航空会社を変更することができる。~
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日本ではIATA(国際航空運送協会)によって東京・名古屋・大阪の3つのエリアがマルチエアポートとして認められている。~
また、この他にも航空会社の裁量によって指定されているものもある。
[[航空機]]の運用計画に際して、近隣にある複数の[[空港]]・[[飛行場]]を意図的に混同する事。~
および、一組に混同されたうちのいずれかの[[空港]]・[[飛行場]]。

**日本のマルチエアポート [#a0d27992]
***IATA公認 [#t047fe70]
:東京|[[東京国際空港]]・[[成田空港]]
:名古屋|[[中部国際空港]]・[[名古屋飛行場]]
:大阪((このエリアには他に[[八尾空港]]もあるが、定期便の発着がないため除外されている。))|[[大阪国際空港>伊丹空港]]・[[関西国際空港]]・[[神戸空港]]
***日本独自のもの [#l601480d]
:札幌(航空会社の区別なし)|[[新千歳空港]]・[[丘珠空港>札幌飛行場]]((ただし、道外空港との間の定期便は現在就航していない。))
:福岡([[日本航空]]グループ・全日本空輸・スターフライヤー)|福岡空港・北九州空港・佐賀空港
:北陸(全日本空輸)|富山空港・[[小松空港>小松飛行場]]・[[能登空港]]
:広島(全日本空輸)|広島空港・岩国飛行場
近隣に2つの[[空港]]がある場合、個々の[[空港]]ごとに定期航路を設定するのは効率が悪い。~
どちらに離着陸する事になっても問題ない飛行計画を立案し、1つの航路にまとめた方が合理的である。~

同じ航路設定に則っている関係上、どのマルチエアポートで離着陸する場合でも運賃は同額になる。~
金銭上の手続きが発生しないため、[[航空券]]の振り替えにも比較的容易に対応できる。

>原則として、[[航空券]]は発行後に詳細の振り替えができない。~
しかしマルチエアポート路線内では乗降地や航空会社の変更が可能な場合が多い。

国際標準として、国際航空運送協会(IATA)が地域別にマルチエアポートを認定している。~
また、航空会社が独自裁量でマルチエアポートの運賃体系を設定している場合もある。


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