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*&ruby(たーぼちゃーじゃー){【ターボチャージャー】}; [#le3145f3]
Turbo Charger.~
[[レシプロエンジン]]における[[過給装置>過給器]]のひとつ。~
一般的には単に「ターボ」と呼ばれるが、「ターボスーパーチャージャー」と呼ばれることもある。~
[[レシプロエンジン]]における[[過給器]]の一種。~
「ターボ」「ターボスーパーチャージャー」とも。~
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燃焼後、通常ならそのまま放出されてしまう排気ガスの圧力を利用して圧縮ポンプを駆動し、[[エンジン]]に吸気される空気を圧縮して燃焼室に送り込む。~
これにより、同じ排気量でそれ以上の出力を発揮する事ができたり、空気の薄い高高度でも性能を低下させないようにする事ができる利点がある。~
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装置自体は、排気側と吸気側に取り付けた羽車を繋いだだけのシンプルな構造で、これにより得られたエネルギーのほとんどが[[エンジン]]出力に反映されることから、非常に効率が良い。~
ただし、圧縮すればそれだけエンジンに負担がかかり故障しやすくなり、排気ガスを利用しているため過給圧やそのタイミングの調整が難しい(常に過給しているわけではない)、[[エンジン]]が高温になり、焼き付きを起こしやすくなるなどの欠点もある((そのため、自動車ではマニュアルに「高速走行後しばらくはエンジンを停止させないこと」と指示されている場合もある。))。~
~
これとは逆に、機械的に過給する装置を[[スーパーチャージャー]]と呼ぶ。~
ターボの欠点である過給圧やタイミングの調整がしやすいという利点はあるが、過給により得られた出力の一部が装置自体を作動させるのに使われるため、ターボよりは効率が落ちる。
放出する前の排気ガスを使って[[タービンブレード]]を回し、その[[トルク]]で圧搾空気を吸入する。~
吸入された空気が燃焼室に送り込まれ、これによって酸素供給量を増やしてエンジン出力を向上させる。~
主に排気量を増やさず大出力を得るため、または酸素濃度の薄い高空などで出力を維持するために用いる。

[[過給器]]の中でも機構が単純でコストが安い。~
一方、[[エンジン]]の加熱・加圧によって故障を誘発しやすく、また挙動の安定が難しい。~
エンジンの回転数に如実に影響を受け、特に回転数の低い状態での挙動が不安定。

>自動車ではマニュアルに「高速走行後しばらくはエンジンを停止させないこと」と記載されている場合もある。~

関連:[[スーパーチャージャー]]


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