【PDW】(ぴーでぃーだぶりゅー)

Personal Defence Weapon.
自衛火器、個人防護火器などと訳される。

戦闘車両や軍用機などが敵地で動けなくなった際、搭乗員が自衛のために用いる火器。
あるいは、後方の部隊などが襲撃された際の自衛用として用いられる場合もある。
限られたスペースに搭載するため、コンパクトな割に火力の高い短機関銃を採用する場合が多い。
また、MP5K PDW9mm機関けん銃のように、特にコンパクトな短機関銃を設計する場合もある。
歩兵以外の兵が用いることを想定しているため、扱いやすさも重要視される。

ただし、短機関銃では拳銃弾を用いるため貫通力が低く、戦場で役に立ちづらいことから、貫通力の高い専用弾を用いる銃が設計されることもある。
P90MP7?がその代表格であるが、冷戦の終結や対テロ戦闘の台頭によりPDWの価値が低くなったため、近年ではこれらも短機関銃の一種として数えられることが多い。

逆にカービンがPDWとして用いられる場合もあり、HK416CマグプルPDR?のようにPDW目的で設計されたカービンも存在する。


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