【P-47】(ぴーよんじゅうなな)

P-47の開発は1940年6月にアメリカのリパブリック?社が提出した、
P&W/R2800空冷エンジンを装備する重戦闘機の計画がきっかけとなって始まった。
しかし、肝心のエンジンがあまりにも大きくて構造も複雑だったため、スタッフは
エンジンの取り付け部分に合わせて機体を設計しなければならなかった。
その結果、当時としては想像できないほど大型の戦闘機となってしまった。
登場初期の頃は、パイロットらに戦闘機の概念を超越した怪物のように扱われ、
イギリス空軍?のパイロットたちには「ドイツ機の銃弾を避けて逃げ回れるほどコクピットが広い」と、冗談の種にされたりもした。
しかし、P-47の扱いに慣れるにしたがって多くのパイロットがこの機体を気に入り、敬意のを持って迎えられるようになった。
P-47は恐ろしく頑丈な戦闘機で、機体を穴だらけにされても平然と帰還できたし、
荒っぽい着陸にもびくともしなかった。 そのため、「落ちない飛行機」と賞され、パイロットによってはP-51よりP-47を評価する場合もある。
様々なタイプが製作され、中でも長距離飛行を可能としたD型やN型はヨーロッパ戦線
太平洋戦線などで爆撃機の護衛として活躍したほか、翼下にロケット弾や爆弾を搭載して戦闘攻撃機としても活躍している。


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