【Mk.22】(まーくにじゅうに)

  1. S&W M39?をベースに、特殊部隊における要人暗殺用にカスタマイズされた拳銃
    別名は「ハッシュパピー*1」。

    発射音を極力抑えるために、亜音速特殊弾Mk144 Mod0と専用のWOX-1Aサイレンサーが使われ、スライド音を抑えるために、強制的にスライドを固定するスライド・ストップ機能を備えている。
    また、サイレンサーの装着を前提としているため、非常に大型なアイアンサイトが備えられている。

    これらの組み合わせにより消音能力は非常に良好だったが、サイレンサー内部のインサートの寿命が22発で限界だったため、交換用インサートも合わせて支給された。

    関連:S&W M39?

  2. アメリカ海軍で運用されていた艦載砲
    第二次世界大戦中盤より装備化され、駆逐艦護衛駆逐艦フリゲート、その他補助艦艇等に広く搭載された。

    アメリカのほか、連合軍占領下の日本でも海上保安庁海上自衛隊*2で運用され、海上自衛隊では「54式76ミリ50口径砲」として日本製鋼所でライセンス生産された。

    スペックデータ
    種別後装式ライフル砲
    口径76mm
    砲身長50口径長
    重量3.5t
    作動方式全手動式・垂直鎖栓式
    俯仰角-15〜+85度
    旋回角360度
    砲口初速808m/s
    有効射程8.95m(対水上射撃)
    最大射程12.8km
    発射速度20発/分
    弾薬完全弾薬筒
    砲弾重量5.93kg

    【搭載艦艇】
    • アメリカ海軍
      • エヴァーツ級護衛駆逐艦
      • バックレイ級護衛駆逐艦
      • キャノン級護衛駆逐艦
      • エドサル級護衛駆逐艦
      • タコマ級フリゲート
      • 上陸支援艇(LSSL)
    • アメリカ沿岸警備隊
      • セティス級カッター
      • リライアンス級カッター
    • 海上自衛隊
      • あさひ型護衛艦(元米キャノン級護衛駆逐艦)
      • くす型護衛艦(元米タコマ級哨戒フリゲート)
      • あけぼの型護衛艦(初代)
      • いかづち型護衛艦
  • 海上保安庁
    • みうら(PL-01)(700トン型)
    • だいおう型巡視船(700トン型)
    • あわじ型巡視船(450トン型)
    • れぶん型巡視船(450トン型)
    • ちふり型巡視船(改450トン型)
    • おじか型巡視船(海防艦型)
    • こじま(PL-21)(1,100トン型)
    • えりも型巡視船(改900トン型)
  • フィリピン海軍
    • ラジャ・フマボン級フリゲート(元米キャノン級護衛駆逐艦)
  • 韓国海軍
    • 豆満級フリゲート

*1 トウモロコシ粉で作るドーナツのようなもので、これを与えるとうるさく吠える狩猟犬でもおとなしくなるように、この銃で撃たれた人間は死んで静かになるということから。
*2 艦艇での運用はすでに終了しているが、神奈川県・観音崎警備所の礼砲台に3門が装備され、礼砲として用いられている。

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