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【F7U】 †
Chance Vought F7U
アメリカのチャンスボート?社が開発した艦上戦闘機。
第二次世界大戦終了後、来るべきジェット時代の高速艦上機のひとつとして開発された。
速度を追求したため、主翼に後退翼を採用しながら水平尾翼を持たない無尾翼機で、しかも垂直尾翼を主翼の中ほどから生やすという奇抜な外観をしている。
当時の艦上機としてはきわめて優れた速度性能を発揮し、高速時の運動性も悪くなかった一方で、低速時の揚力はきわめて貧弱なものとなった。
このため離着陸時の迎え角が非常に大きく、前方視界や安定性が劣悪なものとなった。
特に空母での離着艦時には致命的な弱点であり、事故を多発する結果となった。
このことから未亡人製造機というあだ名で呼ばれ、高速・低速ともに優れた性能を持つF8Uが配備されると、速やかに退役していった。