【B-24】(びーにじゅうよん)

Consolidated B-24"Liberator".

アメリカのコンソリデーテッド社が、1930〜1940年代に開発・生産した四発重爆撃機
ボーイングB-17と並び、アメリカ陸軍航空隊の主力爆撃機として用いられた。

本機は元々、コンソリデーテッドが軍部から提示されたB-17ライセンス生産を断る代案として開発された。
当初の機体は440km/hと低速だったが、その後、排気タービンを備えた改良型が量産され、英国で「LB-30A/LB-30B」として哨戒に用いられていた。

更にその後、本国向けにもターボチャージャーを備えたC型・D型が生産され、B-17よりも長い航続距離ペイロードを活かして太平洋・大西洋の両戦線で活躍した。

このため、爆撃機として以外に対潜哨戒機輸送機としても用いられ、高い評価を得ている。

生産はコンソリデーテッド本体の他、ダグラス・フォード*1ロッキードでも行われ、18.431機(+海軍向けの1,000機)が第二次世界大戦終戦直前まで生産された。
これは第二次世界大戦におけるアメリカ軍航空機の中でも最多の記録であった。


*1 他社が1日1機の生産だったのに対し、24時間体制で工場を稼働させて1時間に1機を生産した。

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