【A300-600ST】(えーさんまるまるろくまるまるえすてぃー)

A300-600ST(Super Transporter) "Beluga"

エアバスインダストリー社が、それまで自社製航空機の胴体・主翼などの大容積貨物を空輸するのに使ってきたアメリカ製の大型貨物機「エアロ・スペースライン"スーパーグッピー"」*1の後継機として、A300-600Rをベースに開発された機体で、1996年1月に就航を開始している。
貨物用に特化された機体のデザインとそのホワイトボディから、通称「ベルーガ」(白イルカ)とも呼ばれ、スーパーグッピーに代わり、エアバスインダストリー社製の機体のコンポーネント(パーツ)を空輸するのに利用されている。
また、1996年8月からエアバス・トランスポート・インターナショナル(ATI)を設立し、エアバス製コンポーネントの輸送以外にも業務内容を拡張している。
これまでに宇宙関連製品、軍用機材、ヘリコプター、宇宙ステーションの機材、絵画などを輸送した実績を持つ。

参考リンク(http://www.airbusjapan.com/media/a300_600st.asp


*1 本機はボーイング社が1940年代に開発したレシプロ輸送機「C-97」をベースとしたものである。

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