【揚力】 †
- 物体が流体から受ける力のうち、流れの方向と垂直な成分。
物体の断面形状は翼型であることも多い。
- 推力、抗力、重力と並ぶ航空機にかかる4つの力の一つ。
この意味では主に主翼に発生する揚力を考えている。
定常水平飛行状態では、重力と釣り合っている。
簡単な説明 †
- 空気中を前進する翼は、空気を下方へ押し下げている。この反作用が揚力。
- 別の見方:翼上面では気圧が大きく下がっており、翼下面では気圧が若干上がっている。
この圧力差によって、翼は後ろ斜め上向きの力を受けている。
その力のうち、上向きの分を揚力と呼ぶ(正しくは「気流と垂直な成分」)。
なお、後ろ向きの成分が誘導抗力。
- 翼に発生した揚力は、スキン?・リブ?・ストリンガー?・スパー?等を介して胴体にも伝わる。