【飛行教導隊】(ひこうきょうどうたい)

航空自衛隊にて、戦闘機パイロットに新しい戦闘法を教え導くための教官によって組織された部隊。
宮崎県・新田原基地をベースとしている。
日々進化する航空脅威の研究を行い、戦闘機パイロットの技量向上のため各基地をまわり、侵攻機(アグレッサー)側の行動をとって教育指導を行う巡回教導の任務を有している。

メンバーは全国の戦闘機パイロットの中でも精鋭を集めているが、選抜基準の詳細は不明。入隊希望者を募集する事はしておらず、教導隊隊員からの推薦に応じて移籍を打診するものと推定される。

配属後は、飛行教官としての訓練を重ねる事になるが、操縦技量のさらなる向上だけでなく、格闘戦の組み立て方や、指導する相手側(一般部隊)へのコーチング能力の向上が重視され、非常に理路整然と両者の操縦を判断できる能力を要求されるため、配属間もないパイロットにとっては非常に大きな壁を感じる事もあると言われている。

使用機材は、かつてはT-2、現在はF-15DJであり、訓練では一機に2人が搭乗、一人が空戦機動を行い、もう一人が相手の動きをチェックする。(一部F-15J)
むろんT-2使用時代においても、より高性能なF-15Jを撃墜することも少なからず有った。
なお、飛行教導隊のF-15DJ型には「みずあお」、「ちゃいろ」、「みどり」、「からし」、 「スカラー」、「くろ」、「まだら」と呼ばれる仮想敵機を模した特別塗装が施されている。

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飛行教導隊のF-15DJ型(通称“ちゃいろ”)


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