【単発機】(たんぱつき)

エンジン1基のみで運航を行う航空機

エンジン周りの部品の重複がないため、同じ推力双発機多発機よりも軽量化でき、燃費や調達単価を安く設計できる。
反面、エンジン故障時の緊急対応がほとんど不可能に近いため安全性に問題が生じ、事故防止のために頻繁な整備が必要になる。

基本的には戦闘機曲技機のように喪失を覚悟した上で用いる機体や、待機時間の長いゼネラル・アビエーション用の小型機に採用される。
使用頻度に応じて安全管理上のコストが膨れ上がるため、輸送機貨物機旅客機のように酷使される機体では上述の利点が実用上の価値を持たない。

関連:双発機 多発機 APU


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS