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【第9師団(自衛隊)】 †
JGSDF 9th Division.
陸上自衛隊における戦略級部隊単位である師団の一つ。
本師団のルーツは、陸上自衛隊創設後の1956年、東北地方北部の警備のために青森県・青森駐屯地で編成された「第9混成団」である。
その後の1962年、「師団」制度が発足すると共に、「第9混成団」から現在の名称に改められた。
そして2010年には「即応近代化師団(ゲリラ・コマンド対処型)」へと改編されて現在に至っている。
現在の本師団は、司令部を青森県・青森駐屯地に置き、3個普通科(歩兵)連隊・1個特科(砲兵)連隊を基幹とする約7,000名の兵員*1を擁し、東北地方北部(青森県・秋田県・岩手県)の防衛警備・災害派遣*2・民生協力及び国際貢献活動などを任務にしている。
部隊編制 †
*1 かつての「(番号付き)混成団」、あるいは列国の「独立混成旅団」に近しい兵力である。
*2 警備担当区域が日本有数の豪雪地帯であるため、毎年、冬になると雪害に対する災害派遣要請が出されるという。
*3 2017年度末に東北方面隊隷下の第5高射特科群および第6師団第6高射特科大隊と統合、東北方面隊隷下の101高射特科隊に改編予定。
*4 海上自衛隊の八戸航空基地に隣接しているが、滑走路などは完全に別個に運用されている。