【多発機】(たはつき)

運航にエンジンを3基以上使用する[[航空機]。
広義には双発機を含むこともあるが、制度上の理由からエンジン2基の双発機と3基以上の多発機は厳密に区別されるのが一般的。

独立したエンジンを複数持つ事により、エンジンの一つが故障しても50%以上の推力が残存し、安全な緊急着陸が可能。
反面、エンジン周りの部品が重複するため推力重量比の面で効率が悪く、一般にエンジン基数が多いほど輸送量あたりの燃料消費が多い。

航空運輸の黎明期において、安全性を確保するために多発機となる事は避けられなかった。
しかし、ジェットエンジンの製造・整備技術が発達していくにつれて双発機で事足りるようになり、多発機は航空運輸の現場から駆逐されつつある。

関連:単発機 双発機 ETOPS APU


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