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- 1 (2004-10-30 (土) 12:20:02)
- 2 (2007-09-12 (水) 22:39:42)
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【前縁スラット】 †
主翼の前縁に張り出しを設け、キャンバーを大きくして揚力を確保する一方、翼との隙間(スロット)によって大迎え角時の失速を防ぐもの。
固定式と引き出し式がある。
固定式はコニカルキャンバーにスロットを付けたものとみなすことができる。
構造が単純で重量や整備性で有利な反面、直進時の抗力が大きいという弱点がある。
一部のF-4では翼端失速?を防ぐ目的で外翼に装備しているが、航空自衛隊では要撃時の加速性能を重視したため、EJ型にはあえて装備していない。
一方引き出し式はスロッテッドフラップ?の一種とみなすことができる。
巡航時に収納されるため、抗力の増大を防ぐことができる反面、機構のために重量がかさんだり、整備に手間がかかったりする。
大型の旅客機や輸送機に装備されることが多い。
近年ではF-16やミラージュ2000等、引き出し式前縁スラットとフライバイワイヤーを組み合わせることにより、空戦フラップの一種として利用する例も見られる。
関連:捻り下げ