【制海権】(せいかいけん)

Command of the Sea, Thalassocracy(海洋の支配)

国家が軍事力(主に海軍)によって一定範囲の海域を支配下に置き、「自国籍商船の通航」「自国の個人・法人による水産・鉱物資源の利用」などの自由を維持すると共に、敵国(平時において仮想敵国とされている国も含む)に対しては海域を自由に使用させないようにすること。
現代では「海上優勢」とも呼ばれる。

近代以降の国家において、海軍の最大の存在意義は制海権の確保・維持であり、海軍における戦略・戦術思想である「大艦巨砲主義」も「航空主兵主義」も、これを達成するための手法の一つであると言えよう。

関連:排他的経済水域 領海


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