【人工衛星】(じんこうえいせい)

ロケットなどで地球の周回軌道上に打ち上げられ、地球を公転している人工の天体のこと。

使用が終了した、あるいは放棄されたロケットや人工衛星の破片は宇宙ゴミ、いわゆる「スペースデブリ」として区別される。
有人宇宙船やスペースシャトル宇宙ステーション?は人工衛星に含まれ、NASAの人工衛星軌道データに搭載されるが、データについて触れる際には人工衛星と呼ばれないのが一般的である。

人類最初の人工衛星は、旧ソ連が1957年に打ち上げた「スプートニク1号」で、当時は冷戦の真っ只中であり、(運搬したロケットは弾道ミサイルからのスピンアウトであったこともあって)アメリカをはじめとする西側諸国に衝撃や危機感をもたらした。*1
これをきっかけに米ソ間の宇宙開発競争が始まった。

現在、地球の軌道上には約2465個の人工衛星が周回しており、赤道上高度約35,786kmの軌道上を周回している衛星を「静止衛星」という。


*1 俗に「スプートニクショック」と呼ばれている。

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