【軽装甲機動車】(けいそうこうきどうしゃ)

陸上自衛隊が歩兵の近接戦闘、及び対ゲリラ・コマンド用装備として2002年に採用した装輪式の4輪駆動車。

「普通科隊員の迅速な戦術機動」をコンセプトに小型、軽量でを求めた車両で、いわば「装甲を施した高機動車」と言える車両であるが、全く互換性はない。
軽機関銃がルーフ上に装備可能であり、小銃弾や砲弾の破片を防ぐ装甲を装備、また走破性も高く、有る程度の渡河能力を有する。
また高機動車と同じくパンクしても有る程度の走行が可能である。

海外に於いてこの手の車両は主に偵察部隊で運用されることが多いが、陸上自衛隊では主に歩兵の援護や兵員輸送に用いる考えの様であるが、
実際の所、運用方法が確立されていないのが現状である。
また高機動車に装甲を施せば、ほぼ同様の車両でそれも安価に仕上がる筈だが、わざわざ新規に開発するという無駄も指摘されている。
もっともこういう無駄は自衛隊全般に言えるので、この車両だけの欠点というより、自衛隊の体質の問題とも言える。


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