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【計器飛行方式】 †
Instrument Flight Rules(IFR).
航空機を運航する際、エンジンの始動から離陸・上昇・巡航・下降・着陸・到着に至るまで総ての行程を計画的に管理する事。
この飛行計画は事前に管制に提出され、進捗状況や想定外の事態について必要な時に航空管制官の指示を受ける必要がある。
これを「計器飛行」と称するのは、計器飛行証明*1を持つパイロットでなければ厳格な予定遵守が不可能であるため。
必然、計器飛行証明を持つパイロットが搭乗し、計器飛行に対応した計器・センサー・通信機器類を搭載している事が必須となる。
必要な時に計器飛行を行う事も想定されるが、常に計器飛行を行うわけではない。
計器飛行方式を採用していない航空機の存在も想定されるため、物理的に視界不良でない限り常に目視確認が必要とされる。
主たる目的は、事前に予期・対策されていなければ防げないトラブルを防止する事にある。
航空機同士がニアミス・空中衝突を起こすような事態が予期される場合、パイロットの判断だけで事故を防ぐ事はできない。
航空機同士の交差では相対速度が2,000km/hを超える事もあるため、事態を目視確認してからでは対処が間に合わない事もある。
加えて、行政による管制、特に軍事的懸案に関する潔白を証明する意味でも飛行計画の提出は重要である。
空軍は身元不明のUFOを発見したら捕捉・撃墜を企図し始めるので、自機が何故そこにいるのかを事前に弁明しておく必要がある。
こうした事情から、旅客機など運航上の法的責任が求められる場面では、原則として計器飛行方式での運航が義務付けられている。
関連:有視界飛行方式? 計器飛行