【空中給油機】(くうちゅうきゅうゆき)

航空機に対して空中給油を行うための航空機。タンカー
空中給油を行うと給油された機体の航続距離が伸び、遠隔地への飛行を可能としたり、訓練や哨戒(CAP)の効率化や敵奥地への侵攻等が行えるというメリットがあることから、大規模な航空部隊を擁する国を主として採用・配備している。

この類の機は、大型の旅客機をベースに開発されることが多いが、戦闘機哨戒機などの既存の機体に送油用ポッドを装着し、空中給油機とすることも少なくない。
また、一部の機体では輸送機としての能力も併せ持っている。

主な機種

  • アメリカ
    • KA-3B
    • KA-6D
    • KB-29
    • KB-50
    • KC-97
    • KC-130
    • KC-135
    • KC-10?
    • S-3(艦上哨戒機だが空中給油機としても運用可能。)
    • F/A-18E/F(戦闘攻撃機だがポッドを用いて空中給油機としても運用可能)
    • MC-130P/W(特殊作戦支援機。ヘリコプター向けに限定的な空中給油能力がある)
  • イギリス
  • イスラエル
  • イタリア
  • インド
  • ウクライナ
    • Il-78
  • オーストラリア
  • カナダ
  • サウジアラビア
  • シンガポール
    • KC-135R
  • スペイン
    • KC-137
    • KC-130H
  • ソ連/ロシア
    • Il-78
  • 中国
  • ドイツ
    • A310-300MRTT
  • トルコ
    • KC-135Q
  • 日本
  • フランス
    • KC-135FR
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Photo: Royal Airforce

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