【フォッカー50】 †
Fokker 50.
オランダの航空機メーカー「フォッカー社」が1980年代に開発・生産した小型の双発ターボプロップ旅客機。
1950年代に開発されたF27の後継として開発・生産された。
前作のF27からエンジンを換装し、プロペラを6枚羽のものに改良した。
また、主翼の端には小型のウイングレットを装着し、キャビンも近代化された。
これらの結果、前作のF27から8割近くが改良された。
1987年に営業路線に就航し、フォッカー社が倒産する1996年まで生産され続けた。
日本では名古屋をベースとする地域航空会社「エアーセントラル」が、前身の「中日本エアラインサービス」時代から運用していた。
当時の機体塗装は機首を赤く塗っていたことから「ポチ」と呼ばれていたが、全日空グループ入りに伴ってトリトンカラーに塗り替えられた。
2005年から後継機のDHC-8-Q400の導入に伴って退役が進み、2009年に全機が退役した。