【ナパーム弾】(なぱーむだん)

原油から抽出されるナフサにナパーム剤*1を添加した油脂焼夷弾である。

第二次世界大戦中にアメリカ軍が開発した。
焼夷力がきわめて大きく、900〜1300℃というきわめて高い温度で燃焼し、広範囲を焼尽、破壊する兵器である。

第二次世界大戦においては欧州戦線で、ドイツ軍を攻撃するためにフランスのクタンスでP-38により初めて使用された。そのほかでは日本本土空襲でも使用された。

戦後は第1次インドシナ戦争ベトナム戦争湾岸戦争でも多数使われた。


*1 やし油および白燐(はくりん)からなる粉末を、低オクタン価ガソリンに混合したゼリー状のもの

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