【トス爆撃】(とすばくげき)

Toss Bombing.

航空機から爆弾を投下する際の技法の一つ。
事前に機体を急上昇させ、斜め上に放り投げるように低抵抗爆弾を投下する事。

低抵抗爆弾は慣性に従って砲弾のように滑空し、やがて落ちていく。
滞空時間が長くなるため、比較的長い有効射程を確保する事ができる。
反面、長い滞空時間で風や誤差に影響されやすく、半数必中界は広くなる。
主に地形追随飛行などの回避機動から爆撃に移行する際に行われる*1

現代の航空機FCSの多くはトス爆撃の補正処理に対応している。
また、命中精度の低下を補うために誘導爆弾を用いる場合も多い。


*1 例外的に、核兵器の投下から起爆までの待避時間を確保するために行われた例もある。

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