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【ゴーアラウンド】 †
Go Around.
航空機がデシジョン・ハイト以下の低空に達した後、着陸を行わずに再び上昇を始める事。
空母への着艦を予定していた場合は「ウェーブオフ」または「ボルター」と呼ぶ。
「滑走路上の障害物」「先行機とのニアミス」「横風」など、パイロットが危険を判断した場合に行う。
このように、本来は安全確保のために行われる動作であるゴーアラウンドだが、1994年に名古屋空港(現:名古屋飛行場)で発生した「中華航空140便墜落事故*1」の際、マスコミが「ゴーアラウンドが墜落の原因」とのデマを報じてしまったため、否定的なイメージをもって捉えられたことがある。
関連:進入復航
*1 1994年4月26日、台北から名古屋に向かっていた中華航空(現:チャイナエアライン)のエアバスA300-600R機が、着陸進入中に副操縦士の操作ミスと自動操縦装置の異常な動作によって失速・墜落した事故。