【カービン】(かーびん)

Carbine
携帯性などを重視して、銃身を切り詰めたり、物によっては銃床を折りたたみ式・伸縮式にする等、全長を短くしたライフル銃のこと。

もともとは、騎兵が馬上で扱いやすいように歩兵銃をベースに短く造られた「騎兵銃」のことを指した。

また一時期は、拳銃に銃床を追加したものも馬上で扱いやすいとして、やはりカービンと呼ばれていた。
こういった銃には遠距離対応の照門(タンジェントサイト)が備えられることも多かったが、銃身が短いため狙撃には使えず、もっぱら牽制射撃のために用いられたと思われる。

近代では単純に小銃を小型化したような銃のことを指すことが多い。
後方部隊や士官の自衛などに用いられたM1カービン?などが有名である。これは旧来の歩兵銃を切り詰めたものではなく新設計であり、弾丸も専用の威力の弱い物に変更されている。

現代では突撃銃の短縮版を指す。突撃銃の弾丸威力と短機関銃の携帯性をもつ中間的存在であり、CQBと屋外戦の両方に適するとして注目されつつある。
M16をベースにつくられたXM177?M4などが知られるほか、現代の軍用突撃銃には多くの場合、カービンモデルがバリエーションとして存在する。


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