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【エグゾセ】
正式名称：AM39/SM39/MM40
西側諸国ベストセラーの一つでハープーンシリーズと並んで最も有名なフランス製対艦ミサイル。配備国は30カ国以上で現在まで3300発以上が生産されている。
Exocetが正式名称でエグゾセと呼ぶのは日本だけである。Exocetはフランス語で飛ぶ魚、トビウオの意味。
1968年に開発されその僅か4年後の1972年に配備されている。推進方式は固体ロケット?で速度はマッハ0.93、誘導方式はINS+ARH、弾頭は165kgHEとハープーンと比べると若干見劣りしてしまう。
推進装置が固体ロケット?でありブースターは必要無い為、推進空中発射型、海上発射型、潜水艦発射型と派生型も多いが基本的に全て同じであり、汎用性と信頼性は高い。
このミサイルが有名になった原因はなんと言ってもフォークランド紛争だろう。チリ海軍のS・エタンダールが搭載するこのミサイルがたった一発（しかも弾頭は不発、残燃料のみ）でイギリス海軍駆逐艦を撃沈している。これが西側対艦ミサイル初の実戦での戦果であり、この後このミサイルの価格が高騰した。
なお、フランス海軍は後継としてANF計画でANNGというラムジェット推進のミサイルを計画中である。
