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【エキュレイユ】 †
Aerospatiale AS350 Ecureuil*1
フランスのアエロスパシアル社(現ユーロコプター)が開発・製造する小型ヘリコプター。
小ぶりな機体に3枚ブレードのメインローターを持つ、アルーエトII?やガゼルの後継機であり、引き続き多くのセールスを獲得している。
前作のガゼルが速度性能を重視してフェネストロンを装備しているのに対し、本機は通常のテイルローターを装備してホバリング性能を重視している。*2
中でもSA315「ラマ」の後継とされるAS350B3型は2005年にエベレスト山頂まで飛行し、航空機の高高度着陸世界記録を樹立している。*3
また、フランス軍向けの「フェネック」シリーズや、エンジンを双発にして冗長性を向上させた「エキュレイユ2」シリーズも存在する。
スペックデータ †
エキュレイユ | |
乗員 | 1名 |
定員 | 6名 |
全長 | 12.94m |
全高 | 3.24m |
主ローター直径 | 10.69m |
空虚重量 | 1,241kg |
最大離陸重量 | 2,250/2,570kg |
エンジン | チュルボメカ アリエル2Bまたは2B1ターボシャフト(出力847shp)×1基 |
巡航速度 | 259km/h |
航続距離 | 657km |
実用上昇限度 | 5,044m |
上昇率 | 10.0m/s |
フェネック(AS550C3) | |
乗員 | 2名 |
定員 | 兵員4名 |
全長 | 12.94m |
全高 | 3.24m |
主ローター直径 | 10.69m |
空虚重量 | 1,241kg |
最大離陸重量 | 2,250kg |
エンジン | チュルボメカ アリエル2Bまたはアリエル2B1ターボシャフト(出力632kW)×1基 |
最大速度 | 140kt |
航続距離 | 178nm(328km) |
兵装 | BGM-71「TOW」ATM Forges de Zeebrugge 2.75インチロケット弾×7発 タレス Brandt68mmロケット弾×8発 Giat M261 20mm機関砲ポッド 12.7mm連装機関銃ポッド FN Hershal7.62mm連装機関銃ポッド等 |
主な派生型 †
単発型 †
- AS350:
試作型。
- AS350B:
初期量産型。
エンジンはチュルボメカ・アリエル1Bを搭載。
- AS350D「アスター」:
北米市場向けにエンジンをライカミングLTS101に換装*4した型。
- AS350BA「エキュレイユ・プラス」:
アリエル1BとAS355のローターを組み合わせ、性能を回復した北米市場向け生産型。
- AS350BB:
イギリス国防相向け練習ヘリコプター型。
エンジンはアリエル1D1を搭載。
- AS350L1/L2:
軍用型原型機。
- AS550C2「フェネック」:
B2の軍用型。
HOTやロケット弾で武装可能。
- AS550U2:
非武装型。
- AS550C3:
エンジンをアリエル2Bに換装した高出力型。
- Z-11(直昇11):
中国がリバースエンジニアリングした機体。
エンジンは国産の渦軸8D(WZ-8D)ターボシャフトを搭載*5。
中国陸軍では教練型として採用されているほか、アルゼンチンにも輸出されている。
- Z-11MB1:
高地での運用が可能になった型。
エンジンをアリエル2B1A(出力848hp)に換装したほか、アビオニクスの向上やGPS機材搭載なども実施されている。 - Z-11ME1:
CCTVなどで採用されている空中撮影型。 - Z-11J(警用型):
Z-11MB1ベースの治安任務型。
7.62mm機銃やサーチライト、拡声器、暗視装置など治安任務用機材を搭載している。 - Z-11W(武直11(WZ-11)):
教練型ベースの攻撃ヘリコプター型。
FCSやアビオニクスを強化し、紅箭8(HJ-8)対戦車ミサイルや、57mm・70mmロケット弾、12.7mm機銃など各種武装の搭載が可能。 - Z-11N:
農作散布などを行う民生用の農業支援機。 - Z-11(民間型):
エンジンを米ハネウェル社製LTS101-700D-2ターボシャフトに換装した型。
- Z-11MB1:
双発型 †
- AS355「エキュレイユ2」:
双発試作型。
- AS355E:
双発の初期量産型。エンジンはアリソン250を搭載。
北米向けは「ツインスター」の愛称で呼ばれる。
- AS355F:
二重の油圧系統を持ち、ローターや操縦装置を改良した計器飛行対応型。
- AS355F1:
アリソン250C20Fエンジンを搭載する型。 - AS355F2:
アリソン250C20Fを2基搭載し、ギアボックスの性能を向上させたペイロード向上型。
- AS355F1:
- AS355N:
エンジンをチュルボメカ・アリウス1Aに換装し、FADECを搭載した型。 - AS355NP:
エンジンをアリウス1A1に換装し出力を強化、最大離陸重量を向上させた型。
- AS355M:
F1の軍用型。
- AS355M2:
F2の軍用型。
- AS555AF「フェネックII」:
N型の軍用型。
- AS555AN:
フランス陸軍向けの軽攻撃型。20mm機関砲を搭載。 - AS350AR:
フランス陸軍向け攻撃ヘリコプター型。20mm機関砲とロケット弾を搭載。 - AS555UN:
フランス陸軍向け練習型。 - AS555UR:
フランス陸軍向けの汎用型。 - AS555MN:
フランス海軍向け非武装型。 - AS555MR:
フランス海軍向けの対艦哨戒型。 - AS555SN/SR:
フランス海軍向けの対潜型。 - AS555SP:
フランス海軍向け。AS355NPベース。
- AS555AN:
*1 仏語でリスの意。
*2 発展型のEC130B4のみフェネストロンを装備している。
*3 ヘリコプターの高高度飛行世界記録は、「ラマ」の12,442m。
*4 政府機関導入を意識して「バイ・アメリカン法」に対応するためで、性能はオリジナルに劣る。
*5 改良型はチュルボメカ アリエル2B1Aを搭載