【おおすみ】(おおすみ)

海上自衛隊初の大型輸送艦
みうら?級のように直接海岸に乗り上げるビーチクラフト型の輸送艦と違って船内に搭載したLCAC?を利用する輸送艦として設計された。 そのため、航行速度を大幅に改善することができ、一方ではより多くの海岸部への資材・人員の揚陸が可能になった。
基準排水量が8900tであるが、これは先進諸国では標準的なもので、ようやく世界標準の輸送艦を装備したといえる。 

全通甲板を持っておりヘリコプターの発着が可能であるが、格納庫や整備機材を持たずヘリ運用能力はない。 揚陸作戦に必要な指揮管制能力や通信能力も貧弱なため、強襲揚陸艦とは云いづらく、公式発表どおり「輸送艦」とみるのが適切であろう。
船内に作られた330名分の宿泊設備や医療設備は、災害派遣などにも非常に有用である。


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