- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- SA-7 へ行く。
- 1 (2004-06-29 (火) 21:12:04)
- 2 (2004-06-29 (火) 21:49:33)
- 3 (2004-06-30 (水) 10:21:08)
- 4 (2004-06-30 (水) 23:08:23)
- 5 (2004-10-30 (土) 12:18:08)
- 6 (2004-11-17 (水) 18:14:50)
- 7 (2004-11-26 (金) 19:13:29)
- 8 (2007-09-12 (水) 22:31:22)
- 9 (2008-07-09 (水) 00:50:17)
- 10 (2008-07-09 (水) 14:51:01)
- 11 (2008-09-01 (月) 10:03:28)
- 12 (2009-12-23 (水) 19:30:03)
- 13 (2011-07-22 (金) 20:20:34)
- 14 (2012-08-26 (日) 21:22:10)
- 15 (2013-05-27 (月) 13:01:49)
- 16 (2023-02-11 (土) 13:36:32)
【SA-7】
旧ソ連が開発した、東側初の個人携帯式地対空ミサイル。
NATOコードでは「SA-7グレイル」と言い、ロシアでは「9K32ストレラ2」(矢の意味)と言う。
1960年代半ばに開発がスタートし、1967年には量産化が開始された。
誘導方式は赤外線誘導。
発射手順はIFFで敵を確認(使用しなくても発射は出来る)後、発射機を目標に向けることでロックオンし、信号音が出ると射撃準備完了となる。
安全距離550m以上で目標に直接当たることで起爆され、命中しない場合は14〜17秒後に自爆する。
また、夜間でも使用できLOMO光学夜間照準装置と組み合わせて使用出来る。
高度2300mまで到達でき、最大射程は4.2km、重さは発射機5kg、飛翔体9.6kgである。
初期型は目標の後方からしか発射出来ない、赤外線量の少ないヘリコプターやレシプロ機に対しては命中率が低下する、晴天時は太陽に向かって飛んで行くなどの問題があった。
SA-7は個人携帯式にも複数タイプがあるが、他にもヘリコプターの短射程空対空ミサイルとしてMi-24やガゼルに搭載が確認され、さらに海軍型のSA-N-5グレイルが登場しフリゲート艦等に搭載された。
輸出も好調で中国・チェコ・スロバキア・エジプト・ポーランド・旧ユーゴスラビア・イラク・シリア・北朝鮮・旧東ドイツ・ベトナム・カンボジア・アンゴラ等に輸出され、国以外にもゲリラや反政府組織等にも裏ルートで輸出されたと言われる。
現在では公式には生産を終了(まだ生産されている可能性はあり)していて、SA-14グレムリン(9K34ストレラ3)に切り替わっている。
実戦ではベトナム戦争・湾岸戦争等、数々の戦争や紛争にたびたび登場し、少数ではあるか戦果を残している。
最近ではイラク戦争?後、イラク国内を飛行する多国籍の輸送機に対し旧イラク軍?の残党兵等が複数発射しているが、今の所撃墜には至っていない。
SA-7グレイルの主な種類。
- 9K32ストレラ2(SA-7):初期の型。
- SA-N-5グレイル:SA-7の艦対空ミサイル型で4発装填の台形発射機に取り付けて使用される。
- HN-5:中国のライセンス型。
- サクールアイ:エジプトのライセンス型。
- ワスチョン:北朝鮮のコピー品、語の意味は「火縄銃」。
- アンザMK1:パキスタン仕様の改良型。
Photo:Ukraine Department of Defense