- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- BMP-3 へ行く。
- 1 (2008-08-20 (水) 11:36:38)
- 2 (2008-08-20 (水) 11:36:52)
- 3 (2008-08-20 (水) 23:12:40)
- 4 (2009-07-24 (金) 02:44:44)
- 5 (2009-11-22 (日) 21:13:30)
- 6 (2010-06-15 (火) 16:43:15)
- 7 (2010-12-03 (金) 11:45:45)
- 8 (2011-10-18 (火) 10:54:42)
- 9 (2012-09-18 (火) 22:28:48)
- 10 (2012-11-09 (金) 20:05:25)
- 11 (2013-06-01 (土) 09:41:24)
- 12 (2013-07-06 (土) 10:53:30)
- 13 (2013-07-06 (土) 20:38:56)
- 14 (2013-07-19 (金) 11:40:24)
- 15 (2014-07-20 (日) 08:32:48)
- 16 (2016-01-09 (土) 11:39:19)
- 17 (2017-09-15 (金) 20:03:21)
- 18 (2018-12-16 (日) 19:35:15)
- 19 (2019-01-31 (木) 22:03:12)
- 20 (2021-06-25 (金) 09:15:10)
【BMP-3】 †
ソ連およびロシア連邦で開発された歩兵戦闘車。
1990年にモスクワのパレードで存在が明らかになった。
BMP-1やBMP-2の後継にあたるが、設計は1970年代に開発されたPT-76?軽戦車の後継として開発されたものの不採用となった試作車(オブイェークト685)を原型としているため、外見は大きく異なっている。
1986年頃に旧ソ連がそれまでのBMP-1やBMP-2の後継として採用したのがはじまり。
武装は2A70自動装填装置付き100mm低圧砲と2A72 30mm機関砲、9M117「バスチオン」(AT-10『スタッバー』)対戦車ミサイルで、主砲は歩兵戦闘車の搭載する砲では非常に大きなものである。
この砲は射程4000m程度の破片効果榴弾(FRAG HE)や、対戦車ミサイルをレーザー誘導で発射できる。
9M117対戦車ミサイルは100mm低圧砲に車内から装填しての砲口から発射されるため、BMP-1やBMP-2と異なり車外にミサイル発射機がなく、再装填の際に車外に出る必要がなくなっている。
BMP-3の自動装填装置は榴弾22発を扱うことが可能で、これは1分間に8〜10発程度を主砲に送り込む能力を持つ。
さらに手動装填用として榴弾18発が用意されており、合計で40発の榴弾と、8発前後の対戦車ミサイルを持ち運ぶことができる。
主砲の横には30mm機関砲も取りつけられており、こちらは1,500mから2,000m程度の射程で一分間に300発ほど発射できる。
弾薬も装甲貫通を目的としたAP弾と破片効果榴弾から選択できるようになっている。
乗員配置は乗員3名、歩兵7名となっている。
海外への売り込みも図られており、アラブ首長国連邦(BMP-3M)やクウェートの他、大韓民国でも採用されている。
中国ではBMP-3の火器管制システムやAT-12対戦車ミサイルの技術供与をうけ、「97式歩兵戦闘車」として生産している。
スペックデータ †
乗員 | 3名+兵員7名 |
全長 | 7.2m |
全高 | 2.45m |
全幅 | 3.23m |
戦闘重量 | 18.7t |
エンジン | UTD-29M 4ストロークV型10気筒液冷ディーゼル(出力500hp) |
登坂力 | 50% |
超堤高 | 0.7m |
超壕幅 | 2.5m |
最大速度 | 72km/h(路上)/10km/h(浮航) |
航続距離 | 600km |
装甲 | 30mm(最大) |
兵装 | 2A70 100mm低圧砲×1門(弾数40発) 2A72 30mm機関砲×1門(弾数750発) PKT 7.62mm機関銃×3挺(弾数6,000発) 9M117「バスチオン(AT-10『スタッバー』)」対戦車ミサイル発射機×1基(ミサイル6発) 9K34「ストレラ-3(SA-14『グレムリン』)」携行地対空ミサイル発射機×1基(ミサイル2発) 3連装発煙弾発射器×2基 |
派生型 †
- BMP-3M
エンジンをUTD-32T(660馬力)に換装した型。
オプションとして爆発反応装甲や「アレナ-E」対誘導ミサイル擲弾発射システムを搭載可能。
- BMP-3F
BMP-3Mの海軍向け車両。
車体前部のトリムベーンが大型化され、給排気パイプが延伸されている。
ロシア海軍用に設計されたが、上陸作戦用に最適として海外への売込みがなされている。
- BMP-3 コルネートE
1990年台に開発された自走対戦車ミサイル車両型。
砲塔位置に自動装填装置付きの9M133「コルネートE(AT-14)」レーザー・ビームライディング誘導対戦車ミサイルの2連装ランチャーを持つ。
- BMP-3 フリザンテーマ
自走対戦車ミサイル車両型。
砲塔位置に自動装填装置付きの2連装9M123「フリザンテーマ(AT-15)」半自動レーザー・ビームライディング誘導対戦車ミサイル2連装ランチャーを持つ。
- BRM-3K ルィーシ*1
偵察警戒装甲車。BMP-3の砲塔を30mm機関砲を搭載した砲塔に換装し、戦場サーベランス・レーダー、暗視システム、センサー類・通信機器を搭載した車両。
ロシア陸軍で若干数が運用されている。
- BZREM-L「ベグリャンカ」
装甲回収車型。
- 2S31「ヴェーナ*2」
本車をベースにした自走迫撃砲型。 砲塔を2A80 120mm迫撃砲を搭載したものに換装している。
最大射程は迫撃砲として使用した場合は7.2km、通常の榴弾(3VOF55、弾頭重量19.8kg)を使用した場合は13kmである。 また、長距離精密射撃用の「キトロフ2M」レーザー誘導砲弾が用意されており、この有効射程は13〜14kmといわれる。