- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- AS-14 へ行く。
- 1 (2004-10-06 (水) 17:51:00)
- 2 (2004-12-01 (水) 12:10:38)
- 3 (2004-12-01 (水) 13:30:15)
- 4 (2007-09-12 (水) 22:29:34)
- 5 (2009-12-18 (金) 07:15:32)
- 6 (2010-02-24 (水) 22:51:13)
- 7 (2010-09-17 (金) 12:50:42)
- 8 (2011-10-26 (水) 10:42:12)
- 9 (2012-01-14 (土) 22:51:07)
- 10 (2012-01-15 (日) 09:32:45)
- 11 (2013-09-08 (日) 14:06:42)
- 12 (2013-09-08 (日) 21:19:46)
- 13 (2013-09-09 (月) 21:03:50)
- 14 (2014-02-06 (木) 18:26:13)
- 15 (2017-07-02 (日) 11:24:53)
【AS-14】 †
旧ソ連のモルニヤ設計局?が開発した、現在ロシアを代表する空対地ミサイルのひとつ。
NATOコードでは、AS-14「ケッジ*1」、ロシアではKh-29と呼ばれている。
本ミサイルは1970年代半ばにソ連のSu-24M「フェンサー」・Su-17「フィッター」・MiG-27「フロッガー」攻撃機用に開発されたミサイルである。
なお、AS-14を設計したモルニヤ設計局?は元々ロシアを代表する空対空ミサイル専門の会社で、空対地ミサイルを設計した事は珍しい。
(Kh-29Lの場合)誘導方式はセミアクティブレーザー誘導でミサイル発射母機・他の支援航空機・地上部隊からの照射でターゲットを捕捉し攻撃する。
攻撃目標は主に、戦車のように堅固な目標であるが、艦船・地上施設への攻撃も可能である。
ただし実際にはCEPが3m〜7mであることから、コンクリート陣地や航空機用強化ハンガーなど固定物を目標とするのが望ましい。
1980年代に量産化が開始され、射程も8〜10Km(後に後期型は3〜30km)と短いが、その分、弾頭重量は317kgと多く、HEや成形炸薬弾頭を搭載するため破壊力は十分大きい。
現在は多くのバリエーションがあり、ミサイル自体を大幅に改良した為MiG-29「フルクラム」やSu-25「フローグフット」にも搭載出来るようになった。
輸出の方もイラク・インド・アフガニスタン・ウクライナ・北朝鮮・ベラルーシ・ハンガリー・旧東ドイツ・カザフスタン・シリア・ブルガリア・ルーマニア・ポーランド等への輸出実績がある。
Kh-29T Photo: IAF(Indian Air Force)HP
主な搭載機 †
- MiG-27K
- MiG-29M
- Su-27UB
- Su-30MK
- Su-39
- Su-25(Kh-29Lのみ)
- Su-35(Kh-29Tのみ)
- ミラージュF1E
- Su-17/22
- Su-24
- Su-33
- Su-34
- Su-37
スペックデータ †
全長 | 3.87m |
直径 | 38cm |
翼幅 | 1.07m |
発射重量 | 660kg(Kh-29L) 680kg(Kh-29T) |
射程 | 2〜10km(Kh-29L) 3〜30km(Kh-29T) |
飛行高度 | 200〜10,000m |
推進方式 | 固体燃料ロケットモーター |
エンジン | NPO Soyuz製ロケットモーター |
弾頭 | HE 成形炸薬弾 |
弾頭重量 | 320kg |
誘導方式 | セミアクティブレーザー誘導(Kh-29L/ML) TV誘導(Kh-29T) パッシブレーダー誘導(Kh-29MP) 画像赤外線誘導(Kh-29D) |
主な種類 †
- Kh-29L "ケッジA":
セミアクティブレーザー誘導型。射程8〜10km。ただし誘導性能は低い。
- Kh-29ML:
L型のアップグレード型。
- Kh-29T "ケッジB":
TV誘導型。
パイロットが12度×16度の視野を持つTV画像シーカーで攻撃目標を選定できるようになっており、さらに2.1度×2.8度のズームアップも可能である。
- Kh-29D:
Kh-29TのTVシーカーを熱画像シーカーに変えた、画像赤外線誘導型。
- Kh-29MP:
パッシブレーダー誘導型。
Su-17に搭載され、SEAD任務に使用された。
- Kh-29TE:
TV誘導型。
射程は最大30kmでKh-29ファミリーでは最新型にあたる。