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【STOVL】 †
Short Take Off and Vertical Landing. (短距離離陸・垂直着陸)
航空機の設計思想の一つ。
空中でホバリングして垂直に着陸できる機体が、離陸時のみ短い滑走路を利用する事。
推力を真上に向けて垂直に上昇しようとするのは、実の所、燃料面で極めて非効率である。
特に機体重量が最も重い離陸時には、滑走して揚力を得た方が航続距離を長く取れる。
一方、着陸時の制動はさほど多くの燃料を消費せず、また残存燃料を気にかける必要も最早ない。
前提条件の関係上、基本的にはVTOL機が運用上の効率を求めてSTOVLとして運用される。
ただし、全てのVTOL機がSTOVLとして運用できるわけではなく、構造的に滑走できない機体も一部存在する。
離陸するAV-8B Plus。短距離離陸のため、推力を斜めに偏向させている。