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*&ruby(おーぴーえすにじゅうはち){【OPS-28】}; [#jdd7271b] [[海上自衛隊]]が制式採用している対水上[[レーダー]]。~ [[海上自衛隊]]が[[制式]]採用している対水上[[レーダー]]。~ 昭和55(1980)年に開発され、現在では幅広い[[護衛艦]]に搭載されている。~ ~ [[OPS-18]]にかわる新たな水上レーダーとして開発された本レーダーは、パラボリック・シリンダ型のスロットアレイを採用し、内部には[[IFF>敵味方識別装置]]アンテナが組み込まれている。~ ~ このレーダーは遠距離での精密捜索能力に優れているといわれ、[[対艦ミサイル]]の探知を可能にするため、対クラッター性にも優れているといわれているが定かではない。~ ~ 派生型には-1型、B型、C型、D型、E型が存在し、-1型では、ビームパターンを変更することで、より本格的な対空警戒能力も付与されている。~ ~ ただし本機では、遠距離における精密捜索を重視したことで近距離での捜索能力が低下しているため、本機の搭載艦においてはこれを補う目的で[[OPS-19]]/[[20>OPS-20]]航海レーダーも搭載されることが多い。~ ~ **主な搭載艦[#q9fb559a] -ヘリコプター搭載護衛艦(DDH) --[[しらね型護衛艦>しらね]]~ --[[はるな型護衛艦>はるな]](FRAM((Fleet Rehabilitation and Modernization.))改修時に装備)~ --[[いずも型護衛艦>いずも]]~ --[[いずも型護衛艦>いずも]] ~ -ミサイル搭載護衛艦(DDG) --[[こんごう型護衛艦>こんごう]] --[[あたご型護衛艦>あたご(自衛艦)]] --[[あたご型護衛艦>あたご(自衛艦)]](「あたご」は[[BMD>ミサイル防衛]]改修時に撤去) ~ -汎用護衛艦(DD) --[[はつゆき型護衛艦>はつゆき]] --[[あさぎり型護衛艦>あさぎり]] --[[むらさめ型護衛艦>むらさめ]] --[[たかなみ型護衛艦>たかなみ]] ~ -護衛艦(DE) --[[護衛艦「いしかり」>いしかり]] --[[ゆうばり型護衛艦>ゆうばり]] --[[いしかり]] --[[ゆうばり型護衛艦>夕張]] --[[あぶくま型護衛艦>あぶくま]] ~ -輸送艦 --[[おおすみ型輸送艦>おおすみ]] ~ -補給艦 --[[とわだ型補給艦>とわだ]] --[[ましゅう型補給艦>ましゅう]] ~ **諸元 [#q9fb559a] |用途|対水上レーダー| |開発年度|昭和55(1980)年| |開発年度|昭和55(1980)年| |走査方式|機械式走査| |送信機|進行波管(TWT)+交差電力増幅管(CFA)(対水上捜索用)&br;マグネトロン(航海用)| |周波数範囲|Cバンド| |[[周波数]]範囲|Cバンド| |アンテナ形式|パラボリックシリンダー型| |素子|導波管スロットアンテナ| |アンテナ寸法|幅2m×高さ0.75m| |重量|85kg(空中線部)| |方位角|全周無制限| |開発|[[防衛省]]・[[技術研究本部]]| |開発|[[防衛庁]]・[[技術研究本部]]| |主契約会社|日本無線| ~ **派生型 [#kc2ae0c5] -OPS-28B:~ 分散型遅延線を採用し、目標の誤検出率低下や信号処理利得の向上などを行った型。~ ~ -OPS-28C:~ システム感度を10デシベル下げて探知性能を向上させた型。~ ~ -OPS-28D:~ 出力管を空冷化した型。~ ~ -OPS-28E:~ パルス圧縮処理をデジタル化し、海面処理・降雨反射の影響を低減する信号処理などが導入された型。~ ~ -OPS-28-1:~ ビームパターンを変更して、対空警戒能力を付与した型。~ ~