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*&ruby(えーてぃーふぉー){【AT-4】}; [#dbb7045f] **ソ連/ロシア(対戦車ミサイル) [#hfdd50b5] AT-4 Spigot((樽の蛇口(捻栓)の意。))~ ソ連/ロシアで開発された携帯式[[対戦車ミサイル]]の[[NATOコード]]。~ [[GRAU>ロシア連邦国防省ロケット・砲兵総局]]では9K111/9M111「ファゴット((Фагот:木管楽器のファゴットの意。))」と呼ばれる。~ 1962年から開発が始まり、1970年から配備が開始された。~ ~ 9P135発射装置・9S451誘導装置箱・9Sh119照準装置の三つで構成され、射手はうつぶせの状態で発射を行う。~ 誘導方式は[[半自動指令照準線一致誘導]](SACLOS)で、ガスを使用した[[コールドローンチ]]方式で発射される。~ ~ 三人一組で運用され、射手が9P135発射装置と三脚を背嚢に装備し、ほかの二名がそれぞれ発射筒を1本ずつ携行した。~ また、[[BMP-1P>BMP-1]]や[[BTR-D]]のほか、UAZ-469にも装備された。~ ~ |>|>|>|CENTER:''スペックデータ''| |形式|CENTER:9K111|CENTER:9K111-2|CENTER:9M111M| |開発・製造|>|>|CENTER:トゥーラ機械設計局| |全長|CENTER:87.5cm|>|CENTER:91cm| |直径|>|>|CENTER:12cm| |翼幅|>|>|CENTER:36.9cm| |発射重量|>|>|CENTER:11.5kg| |推進方式|>|>|CENTER:[[固体燃料ロケットモーター>ロケットエンジン]]| |射程|CENTER:70〜2,000m|>|CENTER:75〜2,500m| |速度|CENTER:186m/sec|>|CENTER:240m/sec| |弾頭|>|>|CENTER:[[成形炸薬弾]](2.5kg)| |貫徹能力&br;(RHA換算)|CENTER:40cm/20cm(60度の傾斜装甲)|>|CENTER:46cm/23cm(60度の傾斜装甲)| |誘導方式|>|>|CENTER:半自動指令照準線一致誘導(SACLOS)・有線| |発射プラットフォーム|>|>|CENTER:単独または車載([[BMP-1/1P>BMP-1]][[歩兵戦闘車]]、[[BTR-D]]、BRDM-3、UAZ-469)| ~ ***バリエーション [#s89c65e6] --ミサイル ---9M111「ファゴット(AT-4「スピガット」/AT-4A「スピガットA」)」:~ 初期型。~ RHA換算で400mmもしくは60度の傾斜[[装甲]]に対して200mmの貫徹能力を持つ。~ ~ ---9M111-2「ファゴット(AT-4B「スピガットB」)」:~ 小改良型。~ ~ ---9M111M「ファクトーリヤ/ファゴットM(AT-4C「スピガットC」)」:~ [[ロケットモーター>ロケットエンジン]]が改良され、誘導線を延長した型。~ 弾頭は改良型シングル[[HEAT>成形炸薬弾]]でRHA換算で460mmもしくは60度の傾斜装甲に対して230mmの貫徹能力を持つ。~ ~ --発射機 ---9P135:~ 9M111「ファゴット」系のみ発射できる型。全重量22.5kg。~ ~ ---9P135M:~ 9M111「ファゴット」系もしくは9M113「コンクールス(AT-5「スパンドレル」)」系を発射できる型。~ ~ ---9P135M1:~ 9P135の改良型。~ ~ ---9P135M2:~ 9P135の改良型。~ ~ ---9P135M3:~ TPVP熱画像式夜間照準器(13kg)を追加した型。夜間射程は2,500m。~ ~ ---9S451M2:~ オーバーロード対策が施された新型夜間照準器を装備する型。~ **スウェーデン(無反動砲) [#me8513f2] スウェーデンFFV製の携帯式対戦車[[無反動砲]]。~ 1960年代にスウェーデン軍が装備していた[[Pskott m/68]]の発展型であり、単発の使い捨てである。~ [[カールグスタフ]]の弾薬を流用した口径84mmで、[[M72 LAW>M72]]より高威力だが、現用[[MBT>主力戦車]]と真っ向勝負するにはもはや威力不足であるらしく、構造物や軽装甲車両の撃破に使われている。~ ~ アメリカ軍では[[M72]]の後継としてM136の名で採用されたほか、イギリス、オランダ、フランス等数ヶ国で運用されている。~ [[陸上自衛隊]]でも採用が検討されていたが、[[パンツァーファウスト3]]に敗れ、不採用となった。~ 派生型として、市街地戦用として、爆風の代わりに封入されていた塩水を噴出させることで、閉所からの射撃が安全に行えるようになったAT-4 CS(Confined Space)や複列弾頭を使用する多用途型のAT4-CS ASTがある。 **スペックデータ [#m7580f8d] 全長:101.6cm~ 口径:84mm~ 重量:6.7kg~ 装弾数:1発~ 使用弾薬:翼安定[[成形炸薬弾]]~ 銃口初速:285m/秒~ 有効射程:300m~ 派生型として、市街地戦用として、爆風の代わりに封入されていた塩水を噴出させることで、閉所からの射撃が安全に行えるようになったAT-4 CS(Confined Space)や複列弾頭を使用する多用途型のAT4-CS ASTがある。~ ~ **使用弾薬 [#f82cb208] -HEAT弾:420mmの[[装甲]]を貫通可能。~ -AST(HEDP):市街地戦向け。ビルの壁面に突入口を空けたり、簡易バンカーの破壊に使用される。~ -HP:[[反応装甲>爆発反応装甲]]や[[空間装甲]]に対応するように改良した弾頭。500mm〜600mmの装甲を貫通可能。~ &ref(http://www4.plala.or.jp/klesa108/diary/20050807at4.jpg,640x480);~ M136~ ~ |>|CENTER:''スペックデータ''| |全長|101.6cm| |口径|84mm| |重量|6.7kg| |装弾数|1発| |使用弾薬|翼安定[[成形炸薬弾]]| |銃口初速|285m/秒| |有効射程|300m| ~ ***使用弾薬 [#jdcee2c9] --HEAT弾:~ 420mmの[[装甲]]を貫通可能。~ ~ --AST(HEDP):~ 市街地戦向け。~ ビルの壁面に突入口を空けたり、簡易バンカーの破壊に使用される。~ ~ --HP:~ [[反応装甲>爆発反応装甲]]や[[空間装甲]]に対応するように改良した弾頭。~ 500mm〜600mmの装甲を貫通可能。~ ~