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*&ruby(びぃーえむにじゅうなな){【BM-27】}; [#idd4095e] ソ連/ロシアが1970年代に開発した自走ロケット砲。[[愛称]]は「ウラガン((Ураган:ロシア語で暴風・疾風の意。))」。~ ~ 発射機は9P140と呼ばれ、ZIL-135 8×8トラックの荷台にチューブ状の16連装220mmロケット発射機を搭載している。~ ランチャーは俯仰角0〜55度、旋回角は左右30度である。~ また、[[NBC>NBC兵器]]防護装置が装備されており、車外から出ずに停車から3分以内に発射準備をすることが可能。~ また、車体のキャビンにはロケット弾の発射炎を防ぐブラストシールドも備わっている。~ ~ ロケットの弾頭には、[[破砕性弾頭>榴弾]]や[[化学兵器]]弾頭、[[PFM-1]]対人[[地雷]]散布弾頭などを装備することができる。~ 運用の際はZIL-135トラックを基にした9T542弾薬運搬車とともに運用される。~ ~ 1973年から部隊配備が開始され、ロシア陸軍の自動車化狙撃([[機械化]][[歩兵]])[[師団]]・[[旅団]]や[[戦車旅団>機甲部隊]]の[[自走ロケット砲兵>砲兵]]連隊に配備されており、[[9K58「スメルチ」>BM-30]]と共に運用されている。~ ロシア以外ではシリアにも供与されている。~ ~ **スペックデータ [#mbd3ff0a] |乗員|4名| |全長|10.8m| |全幅|2.8m| |全高|3.2m(移動時)| |戦闘重量|20t| |エンジン|ZIL-375 4ストロークV型8気筒[[液冷ガソリンエンジン>液冷エンジン]]×2基(出力177hp)| |最大速度|65km/h(路上)| |[[航続距離]]|570km| |携行弾数|16発| |兵装|16連装220mmロケット砲×1基| |連射速度|16発/8秒(一斉射撃時)・2発/秒(単発射撃時)| ~ ***使用弾薬 [#w17786af] |タイプ|CENTER:9M27F|CENTER:9M27K1|CENTER:9M27K2|CENTER:9M27K3|CENTER:9M59| |全長|CENTER:4.832m|>|CENTER:5.178m|CENTER:5.2m|CENTER:5.178m| |重量|CENTER:280kg|>|>|>|CENTER:270kg| |直径|>|>|>|>|CENTER:220mm| |弾頭|CENTER:ユニタリー&br;[[HE-Frag>榴弾]]&br;(100kg)|CENTER:90kgコンテナ&br;(N9N210&br;対物[[集束弾>クラスター爆弾]]×30発)|CENTER:89.5kgコンテナ&br;(PGMDM/PTM-1&br;対戦車[[地雷]]×24発)|CENTER:90kgコンテナ&br;(PFM-1対人地雷&br;×312発)|89.5kgコンテナ&br;(PTM-3指向性&br;対戦車地雷×9発)| |射程距離|>|>|CENTER:10〜35km|CENTER:8〜34km|CENTER:10〜35km| **バリエーション [#xcd3f55c] -9P140:~ ZIL-135トラックに架装された標準型の発射機。~ ~ -9T452:~ ZIL-135トラックに架装された標準型の弾薬運搬車。~ ~ -9K152「ウラガン1M」:~ KAMAZ-6350 8輪トラックにロケット弾発射機を搭載した改良派生型。~ ベラルーシ製MZKT 8輪トラックにロケット弾発射機を搭載した改良派生型。~ [[BM-30]]と同じ300mm多連装ロケット砲を搭載する事も可能である。~ ~ -9A53「ウラガンU」:~ MZKT-7930 8輪トラックに15連装発射機を2基搭載した改良派生型。~ 発射機はモジュール化されており、組み換えによりBM-30および[[BM-21]]のロケット弾を使用可能。~ ~ -バスティオン03:~ ウクライナで試作された改良派生型。~ KrAZ-63221RA 6輪トラックに発射機を搭載した。~ ~ -Bureviy:~ ウクライナで試作された改良派生型。~ -ブレヴィイ(Bureviy:嵐の意):~ ウクライナでの近代化型。~ タトラT815-7T3RC1 8×8トラックのシャーシに発射機を搭載した。~ 最新のデジタル射撃管制装置を搭載している。~ 最新のデジタル[[射撃管制装置>火器管制装置]]を搭載している。~ ~