Last-modified: 2023-11-08 (水) 20:03:21 (171d)
【T-1】 †
- 富士T-1「初鷹」
1950年代後半、富士重工業（現在のSUBARU）が設計・開発した国産初のジェット練習機。
- ロッキード T-1（T2V）"
SeaStar "
1950年代、アメリカ海軍に導入されたジェット高等練習機。
空軍が用いていたT-33を航空母艦で運用できるように改良したものである。
エンジンの換装やエアインテークの形状変更、垂直尾翼を延長したほか、ランディングギアの強化や着艦フックの装着が施されている。
また、「境界層制御」（吹出しフラップ）を採用した最初の実用機でもある。
1958年の生産終了までに150機が生産されたが、後継としてT-2が配備されたことにより1970年代に退役した。
スペックデータ 乗員 2名 全長 11.75m 全高 4.06m 翼幅 13.06m 主翼面積 22.3�� 空虚重量 5,427kg 全備重量 7,031kg 最大離陸重量 7,636kg エンジン アリソン J33-A-24/-24Aターボジェット×1基（推力27.2kN（6,100lbf）） 最高速度 933km/h（高度10,670m） 航続距離 1,560km 上昇限度 12,190m 上昇率 32m/s 兵装 なし - レイセオンT-1A "
Jayhawk "
アメリカ空軍が多発大型機（爆撃機・輸送機・空中給油機・AWACS等）に搭乗するパイロット候補生向けとして使用している練習機。
当初は「T-41」と呼ばれていた。
出自は複雑だが、元々は三菱重工業のアメリカ法人が生産していた「MU-300"ダイヤモンド"」に端を発する。
同機の生産・販売権がビーチ社に売却され「ビーチジェット400A」に名義変更。
そのビーチ社がさらにレイセオン社に吸収合併され、機体は「ホーカー400」に名義変更。
これが軍用機に転用されて「レイセオンT-1A "Jayhawk "」となっている。
日本の航空自衛隊にも輸送機・救難機などの乗員を養成する「次期多発機乗員訓練機 (TC-X)」 として、「T-400」の名称で13機が輸入された。
日本向けの機体には慣性航法装置やスラストリバーサーが追加されている。
現在、日本向けの機体は全機が静岡県・浜松基地の「第41教育航空隊」（第1航空団隷下）に所属している。
スペックデータ（T-1A） 乗員 3名（パイロット、コパイロット/インストラクター、オブザーバー） 容量 乗客4名 全長 14.76m 全高 4.24m 翼幅 13.26m 主翼面積 22.43�� アスペクト比 7.5:1 翼型 三菱 MAC510 空虚重量 4,740kg 最大離陸重量 7,303kg 燃料搭載量 2,775リットル（機体内） エンジン P&W･C製JT5D-5Bターボファン×2基（推力13kN（2,900lbf）） 最大速度 マッハ0.78（高度8,200m） 巡航速度 726km/h（高度12,000m、長距離巡航時） 失速速度 172km/h（較正対気速度（CAS）） 航続距離 5,400km 実用上昇限度 12,000m 離着陸距離
（離陸/着陸）1,160m/1,070m 兵装 なし
【派生型】
