Last-modified: 2023-04-08 (土) 21:31:02 (385d)

【PzH2000】(ぴーぜっとえいちにせん)

Panzerhaubitze(パンツァーハウビッツェ) 2000.

ドイツ陸軍が開発した自走榴弾砲

旧西ドイツ陸軍が運用していたアメリカ製のM109?を更新する目的で、1987年から開発に着手、1998年からドイツ陸軍で実戦配備されている。

1973年からイギリス・イタリアと共同でSP-70?自走榴弾砲が開発されていて、これが完成次第M109?の後継として充てられる予定だった。
しかしSP-70?の開発は政治的軋轢から暗礁に乗り上げ、1986年に開発中止。翌1987年から西ドイツ単体でPzH2000の開発が始まった。

主砲はラインメタル社が独自開発した52口径155mm榴弾砲、通称langes Rohr(ランゲスロール)(「長砲身」の意)。
車体や駆動系はドイツ製主力戦車レオパルト1レオパルト2の部品を流用している。

通常榴弾(L15A2)使用時の最大射程は約30km、ベースブリード弾であれば約40kmの最大射程を有する。

主な採用国

  • ドイツ
  • イタリア
  • オランダ
  • ギリシャ
  • リトアニア
  • クロアチア
  • カタール
  • ウクライナ

スペックデータ

乗員5名
全長11.67m
全高3.46m
全幅3.58m
重量55.3t
懸架方式トーションバー
登坂力50%
超堤高1.0m
超壕幅3.0m
エンジンMTU MT881 Ka-500 V型8気筒液冷ターボチャージドディーゼル
(出力1.000hp/2.500rpm)
速度67km/h(整地)
45km/h(不整地)
行動距離420km
装弾数砲弾:60発
モジュラー式装薬:288個
機銃弾:1,000発
兵装L52 52口径155mm榴弾砲×1門
MG3 7.62mm機関銃×1門
4連装発煙弾発射機×2基

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