Last-modified: 2021-06-10 (木) 18:39:04 (1051d)

【MG4】(えむじーよん)

H&K MG4*1.
ドイツのヘッケラー&コッホ社が開発した分隊支援火器
ドイツ陸軍で運用されていたMG3の後継として1990年代から開発され、2003年に採用された。

弾丸は自動小銃用の5.56mmNATO弾を使用する。
外見はFN社のミニミIMI社のネゲヴに似ているが、給弾方式はベルトリンク方式のみで、前2者の様なアサルトライフルの弾倉から給弾は不可能である。
キャリングハンドルは銃身交換用グリップを兼ねており、連射により加熱した銃身を素手で容易に交換できるように工夫されている。
そのため、MG3より銃身の交換が容易になった*2

ドイツ陸軍ではプーマ?歩兵戦闘車の副兵装として搭載されているほか、スペイン陸軍でMG4Eとして運用されている。

スペックデータ

タイプMG4MG4EMG4KE
口径5.56mm
全長1,030mm / 830mm950mm / 750mm
銃身長482mm402mm
重量8.15kg7.9kg7.7kg
ライフリング6条右回り
使用弾薬5.56x45mm NATO弾
装弾数制限なし*3
給弾方式ベルトリンク方式
作動方式ガス圧作動、ロテイティングボルト
発射速度775〜885発/分
銃口初速980m/秒880m/秒
有効射程1,000m900m

バリエーション

  • MG4(HK123):
    基本モデル。

  • MG4E(HK123E):
    輸出モデル。わずかに軽量化されている。スペイン軍に採用された。

  • MG4 Vehicle Weapon(HK123 Vehicle Weapon):
    同軸機銃として使用される車載型。
    取り外して使用することも可能。

  • MG4K/KE(HK123K/KE):
    MG4の短銃身モデル。MG4KEは輸出型。

  • MG4A3:
    MG5の技術を取り入れたドイツ軍向け近代化モデル。評価試験中。

  • MG5(HK121):
    使用する弾薬を7.62x51mm NATO弾に変更したモデル。
    バレル上部にカバーが追加されている。

参考リンク:


*1 ドイツ陸軍採用前はMG43と呼ばれていた。
*2 MG3では銃身の交換に耐熱布などが必要だった。
*3 ベルトリンク方式の為、弾帯による。

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